鏑木蓮のレシピ

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鏑木蓮さん、初めて読ませていただきました。
主人公は栄養士を目指す短大生。隠し味のようにちりばめられたお料理の数々が、ほんわりとした持ち味を醸し出している。

女性的なやさしい文体。400頁近いボリュームも、すっと読めてしまう。心理描写には違和感を感じないものの、主要な人物、みなちょっと良い人過ぎ?と凡人の私にはやや物足りなさも。

美味しいごはんの後でも、デザートとコーヒーがやっぱり欲しいかな?みたいな?