2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

デザイナードラマ 岡井 崇

いつも迷う。原作が先か、ドラマ(または映画)が先か…普通は原作が先で、『待望のドラマ化』と冠した映像を見てはがっかりする、というのがもっぱらだったが。このデザイナーベイビーは昨年NHKでドラマ化されたものを先に見てしまった。非常に完成度が高く…

百田尚樹と憲法9条

最初に、この本とは全く関係ない話をしようと思う。百田尚樹の作品は、『永遠の0』の最後の数頁(残念ながら映画では上手く表現されていなかった部分だ)に泣かされてからかなりの冊数を読んでいる。その中で特に記憶に鮮明なのが『風の中のマリア』だ。この…

エピナール那須

会社のお仲間と気分転換に那須に行ってきました。お宿はエピナール那須、会員チケットでお安く泊まれるのがみそ。那須高原の御用邸そばにニョキニョキ建ってるタワーといえばご存知の方もいらっしゃるかも。紅一点、私はこんなお部屋を独り占めただただ集ま…

鏑木蓮のレシピ

鏑木蓮さん、初めて読ませていただきました。主人公は栄養士を目指す短大生。隠し味のようにちりばめられたお料理の数々が、ほんわりとした持ち味を醸し出している。女性的なやさしい文体。400頁近いボリュームも、すっと読めてしまう。心理描写には違和感を…

横山秀夫の原点

最初に読んだ一冊が気にいると、続けざまにその作家に傾倒するのが、私の本の読み方だ。そういう意味でも、なんで今まで読んでいなかったんだろう?と首をひねった一冊がこれ、『ルパンの消息』。横山秀夫の処女作、新聞記者から作家への転身を決めたサント…

誉田哲也のライトノベル

誉田哲也 ストロベリーナイトからのファン。ちょっと猟奇的だったり、バイオレンス色が強いきらいがあるものの、気になって仕方がない作家の一人。電車に乗ってる時の暇つぶし、と駅のキヨスクで購入、ライトノベル?みたいな表紙、余り期待はしていなかっ…

銀座100年歴史散歩

温故知新 ー 故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知れば、以て師となるべし。実は今日は赤坂迎賓館に行く予定だったのだが、抽選漏れ、急遽とある旅行会社の、現地集合日帰り銀座のお散歩コースに参加することに。今回は銀座の歴史ともに、江戸から続く老…